小林可夢偉「日本のF1を守っていきたい」

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
溝畑長官と対談中の小林可夢偉
溝畑長官と対談中の小林可夢偉 全 3 枚 拡大写真

国土交通省を表敬訪問したF1ドライバーの小林可夢偉(ザウバー・フェラーリ)。彼を迎えた溝畑宏・観光庁長官は、対談のなかで「今後は日韓でさらなるF1の盛り上げを」との意向・提案を示している。

今年は日本GP(10月10日決勝/鈴鹿)の次戦が、初開催の韓国GP(10月24日決勝)となる予定。溝畑長官は「2002年のサッカーW杯の時のように、日本GPと韓国GPを“アジアのF1”として盛り上げ、もっとヨーロッパ等にアピールできるようにしたい」旨を語り、小林に「そういったことの“打ち上げ”のためにも」と、母国での好成績を期待する。

小林も、鈴鹿が「僕たちドライバーにとっても、そしてファンにとっても素晴らしく、美しいコース」であることを長官に伝え、それが日本の、アジアのF1の財産であることを示唆した。

さらに「観光マイスターになってもらえますか?」との長官の非公式な(?)依頼にも「やりますよ。いろんな服を着て(世界中を)歩きますよ」と快諾。対談は終始、なごやかに進んだ。

笑いのなかに、真剣なやりとりも。
 
溝畑長官は、以前に小林が「未来の子供たちのためにも、自分が日本のF1を“守っていきたい”」との旨を語ったことに「ひとりの人間として感銘を受けた」と話し、小林も「人間にとって、目標って大切だと思うんです。僕は日本人F1ドライバーの先輩たちを(テレビや鈴鹿で)見て、(それを目標に)ここまで来ました。もし日本人ドライバーがF1からいなくなってしまったら、テレビ中継だってどうなるかわからないですから」と、日本F1界の守護神となる決意を、あらためて公の場で表明するかたちとなった。

トヨタ所属時の昨年は、日本GPではフリー走行にのみ出走した小林。母国で予選&レースを走るのは、今年が初めてになる。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  3. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  4. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  5. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  8. 日産、北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカー4車種を公開
  9. BMWの4ドアクーペEV『i4』、改良新型は表情変化…北京モーターショー2024
  10. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
ランキングをもっと見る