トヨタ自動車は25日、環境取組の実行計画である第5次「トヨタ環境取組プラン」を策定したと発表した。2011年度から2015年度までの5か年計画で、環境対策を強化する。
第5次トヨタ環境取組プランは「地球環境と調和したモノづくり、クルマづくりと商品およびサービスの提供を通じ社会・地球の持続可能な発展に貢献」を具体化するため、2011~2015年度に実施する活動をまとめたもの。
第5次の新規取組項目として、電気エネルギーを利用した次世代車の開発推進とそれぞれの特徴を活かした普及促進を掲げた。具体的には2010年台初頭に年間ハイブリッドカー販売台数100万台、累計500万台を目指すことや2012年から年間数万台規模でプラグインハイブリッドカーを販売する。電気自動車も2012年から市場に導入することなどを明示した。
また、資源有効利用のグローバルな推進や製品含有化学物質の管理充実にも注力する。さらに欧州、北米、南米、豪亜、中国、南アで活動している各地域別のトヨタ環境委員会を通じてグローバルに環境取り組みを展開することを明示した。