一般社団法人「日本輸入モーターサイクル協会」(JIMA)が9月1日から会員の募集を開始する。車両やパーツ販売などを手がける国内輸入社をはじめ、二輪車市場に関係する個人にも参加を呼びかける。
JIMAは7月29日に設立。進まない二輪車駐車場整備など交通環境の改善や、環境性能の高い二輪車に対して助成を求めるなど行政に対して働きかけを行っていくほか、今後増えることが予測される電動バイクの安全基準策定なども手がける。
会長は成川豊氏、専務理事は村島政彦氏。成川氏はべスパやピアジオなどの輸入を手がける「成川商会」(大阪市)の専務。村島氏は、マフラーメーカー「RPM」(東京都八王子市)を経営する。
「二輪車市場はピークの10分の1に縮小。海外市場にシフトする国産メーカーと違って、輸入社は国内市場を活性化しないと未来がない。二輪車に無関心な国土交通省など行政にも訴え、環境性能の高い二輪車について、乗用車同様の育成を図っていくように働きかけるとともに、交通環境の整備も行っていきたい」(成川会長)
二輪車関係法人など正会員のみ入会金が必要で5万円。年会費は3万6000円。準会員は年会費1万2000円。個人会員は2000円。年末までに入会の場合は入会金は免除。
事務局は中央区銀座5丁目の成川商会東京営業部に設置。「関係者には必要最低限のご負担をいただき、オートバイに関係する働く人、ユーザー第一に考えたい」(同上)
年内に法人会員30社、最終的に60社の加盟を目指す。