【新聞ウォッチ】日産・志賀COO 孤軍奮闘 「国内製造業の危機」で寄稿

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志賀俊之COO
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年9月1日付

●菅氏、小沢氏一騎打ち、民主代表選きょう告示、会談決裂出馬を表明(読売・1面)

●日航更生案を提出、年度末に債務超過解消(読売・1面)

●NY円、83円台株、今年最安値8824円(読売・2面)

●車国内生産17%増、7月(読売・10面)

●論点:国内製造業の危機、産業空洞化官民で防げ、志賀俊之(読売・13面)

●ユーシン副社長も応募者から、社長公募に1722人、20人を幹部で採用(毎日・7面)

●自動車リコール対策、国交省が新部署、来年度(毎日・26面)

●防衛省概算要求,係争の富士重からヘリ、1機54億円「裁判は別」(東京・24面)

●エコカー補助金、期限前に打ち切りも、駆け込み申請多く(日経・5面)

●米テスラ『ロードスター』電気自動車向け補助金の対象に、輸入車で初、最大324万円(日経・11面)

●カーシェア、システム搭載車販売、サージュ、マツダ販社と連携(日経・15面)

●日本の自動車部品大手、収益力、欧州勢に見劣り、円高で輸出採算悪化(日経・17面)

ひとくちコメント

「私は今、日本での自動車生産の維持に強い危機感を感じている」「今こそ官民が力を合わせ、国内生産の競争力回復への行動を起こし、日本の製造業の再成長を目指す必要があるのではないか」などと訴えた内容の寄稿文が、きょうの読売の「解説欄」に掲載されている。

寄稿した人物は、個人名で「志賀俊之」とある。顔写真も載っており、自動車関係者ならピーンと感じる人も多いことだろう。名前の下に小さな文字で「日産自動車最高執行責任者。大阪府大経卒。ジャカルタ事務所長など歴任。56歳」と肩書きと簡単な経歴が記されている。

現在、志賀氏は日産COOとともに、日本自動車工業会の会長という要職に付いているが、その役職名は伏せられている。業界の代表の意見となると一段と重みを増すため、無用な摩擦を避けたいという配慮が感じられる。

急激な円高に対して強い危機感を感じているのは志賀氏ばかりではないだろう。それなのに、先週、スズキの鈴木修会長が新車発表会でコメントした以外は、自動車業界のトップからの目立った発言がない。

寄稿の中で志賀氏も「一企業としての対応には限界がある」と指摘している。笛吹けども踊らずでは、民主党代表選で「仲介役」を買って出た鳩山前首相のように、志賀氏も「ボクはいったい、何だったんでしょうね」とぼやかなければいいが…。

《福田俊之》

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