【ルノー ルーテシア 20周年限定車】よりハードに

自動車 ニューモデル 新型車
ルーテシア・ルノースポール・エディションリミテ・ヴァンタン
ルーテシア・ルノースポール・エディションリミテ・ヴァンタン 全 10 枚 拡大写真
ルノージャポンは1日、『ルーテシア』(本国名『クリオ』)発売20周年を記念した限定モデル「ルーテシア・ルノースポール・エディションリミテ・ヴァンタン」を発表、16日より発売を開始する。

ルーテシアは1990年に本国で発売を開始、今年で20周年を迎えた。それを記念し1年間の期間限定で特別仕様車を設定、ルノースポール・モデルを30台限定で日本にも導入したのだ。本国では通常のルーテシア・ベースの限定車もあるが、日本ではルノースポールの販売比率が高いことからこちらのみの導入となった。日本市場においても1990年の後半にルーテシアは導入され、同じく20周年となる。

限定車「エディションリミテ・ヴァンタン」のエクステリアの特徴について、マーケティング部商品計画グループのフレデリックブレンさんは、まずボディ色をあげる。「このホワイトパールとルーフのメタリックブラックのツートンがいちばん目を引く特徴でしょう」。限定車のみのこのカラーは、カタログモデルの特別色と同様にパールが入るため、ペイントブースを2回通る(倍の工程)。

アルミホイールのデザインもカタログモデルと異なる。それ以外に、フロントエアインテークやドアミラーがグレーになることや、インテリアではセンターコンソール等がカーボン調になることが変更点である。

また、もうひとつ大きな特徴として、従来の日本導入モデルとは異なるシャシーが採用された。限定車は「シャシーカップ」と呼ばれる、よりサーキット向けの剛性の高いものとなっているのだ。「ダンパーが前後とも15%硬くなりました。スプリングは短く、かつフロントが23%、リアは30%硬くしています。それらにより7mmローダウンとなります」。

合わせてステアリングのセッティングも変更。「電動パワーステアリングのコンピューターも専用のマッピングとなり、『シャシースポール』よりダイレクトです。またロックtoロックは、シャシースポールの2.8回転に対し、2.5回転となり、よりダイレクトに感じられるようになっているのです」。

価格は334万円で、全国のルノー・スポールスペシャリストディーラのみで販売となる。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  4. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る