チッソ、EV向けリチウムイオン電池の正極材に参入…2012年から製造

自動車 ビジネス 企業動向

チッソは13日、EV(電気自動車)やプラグインハイブリッドカー(PHV)向けに成長が見込まれているリチウムイオン二次電池の正極材市場に参入すると発表した。

リチウムイオン二次電池は、EV向けの開発が本格化しており、高効率で信頼性が高い部材が求められている。同社はこうしたニーズに対応するとともに、業容を拡大するため、ドイツのH.C.スタルクと合弁会社を設立、両社のノウハウと生産技術を融合して高品質なリチウムイオン二次電池正極材の製造・販売、研究開発を推進することで合意した。

合弁会社は「CSエナジーマテリアルズ」で資本金は3億5000万円。チッソが51%、スタルクが49%出資する。

合弁会社が生産する正極材を使用したリチウムイオン二次電池は、通常のものと比べて高容量で安全性も高いものを開発、特に車載用電池正極材料としての需要を見込んでいる。

両社は10月にはチッソ水俣製造所内で年産1000tの生産能力を持つ製造設備を着工、2012年初頭に完成する予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】スライドドア採用にカスタム廃止、大胆進化のムーヴ「四角く見せたくなかった」動きのデザインとは
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る