低品位炭から石油代替燃料を、日揮がインドネシアで実証プラントを建設へ

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日揮は、インドネシアのシナルマス・グループと共同で、同国の低品位炭を原料として石油代替燃料を製造する実証プラントの建設を開始した。

日揮は低品位炭を改質させる技術を開発し、シナルマス・グループと共同で、ジャカルタ郊外のカラワン地区に低品位炭を原料とする石油代替燃料(JCF)を年産1万トン規模で生産する実証プラント建設に着手した。

プロセスでは低品位炭を高圧熱水により改質した後、液体状のスラリー(粉末状の固体と液体の混合物)燃料に加工する日揮の独自技術で、プラントは2011年10月末に完成する予定。

日本は世界最大の石炭輸入国となっており、今回、日揮のJCF技術を使ってインドネシア低品位炭を有効活用、日本・インドネシア間の関係強化も図る。

新燃料のJCFは石油製品と同様の取り扱いが可能で、発電や産業用ボイラーの石油代替燃料として利用できるほか、今後、発電用エンジン、石炭ガス化、バイオマス燃料と組み合わせた適用も視野に入れている。

日揮とシナルマス・グループは、実証プラントを通じて技術検証を行うとともにJCFの普及を図り、低品位炭の資源権益確保からJCFの販売までのトータルチェーンでの事業化を推進していく方針。

《レスポンス編集部》

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