約750mひきずり死亡事故、最初にはねた容疑者逮捕

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今月21日に新潟県新潟市西区内で発生した死亡ひき逃げ事件について、新潟県警は25日、容疑者として同区内に在住する68歳の男を逮捕した。別の車両も関与していた疑いがあり、引き続き関係車両の捜索を続けている。

新潟県警・新潟西署によると、問題の事故は2010年9月21日の午前1時ごろに発生したとみられる。同日の午前2時50分ごろ、新潟市西区大野付近の県道を通りかかった男性から「午前1時ごろにクルマで走行中、対向車線側に人が倒れているのを見た。対向車が通過した直後にドンという音がしたので気になり、戻ってきたら路面に血痕があった」との通報が寄せられた。

同署で周囲を捜索したものの、被害者の姿は見当たらなかったが、同日の午前3時45分ごろ、県道から約80m離れた駐車場に倒れている男性を新聞配達員が発見。男性の体や着衣にはクルマに引きずられたような痕跡があり、まもなく死亡が確認された。後に近くに住む57歳の男性と判明している。

警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した同署が付近の道路を調べたところ、約750mに渡って引きずられたことが判明。現場から採取した容疑車両の部品から車種を特定し、車当たり捜査を行ったところ、同区内に在住する68歳の所有する同型車に破損を確認。この男を自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

調べに対して男は「男性をはねたことは間違いない」と供述しているが、底部などに男性を挟み込んだような痕跡は確認できないという。警察では引きずりは別の車両が行った可能性もあるとして、さらに調べを続けている。

《石田真一》

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