フェラーリは9月30日、パリモーターショーにおいて、『599』のロードスター、『SAアペルタ』(APERTA)を初公開した。限定80台はすでに完売している。
ロードスターといえば、オープン機構の搭載によって重量が増すもの。しかし、SAアペルタは、雨をしのぐ程度の簡易ソフトトップを採用。クーペの599と同等のボディ剛性を確保しながら、重量も同レベルに抑えた。また、フロントウインドスクリーンと車高は低められ、ピュアロードスターとしての性格を強めている。
エンジンは通常の599とは違い『599GTO』用を積む。6.0リットルV型12気筒ガソリンエンジンは、最大出力670ps/8250rpm、最大トルク63.2kgm/6500rpmを発生。ノーマルの599よりも、50ps強力だ。
SAアペルタは、世界限定80台を生産。しかし、80台はすでに完売しており、パリモーターショーは、完売御礼のワールドプレミアとなった。