ルノー ルーテシア ゴルディーニRS…ゴルディーニというトレンドを作る

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ルーテシア・ゴルディーニRS
ルーテシア・ゴルディーニRS 全 12 枚 拡大写真
ルノー・ジャポンは22日、30台限定で『ルーテシア・ゴルディーニRS』の発売を開始した。「“ゴルディーニ”を知っている人は、この名前の復活に心躍るのではないかと思います」というのは同社の大極司COO。

「この名称は1950年代から70年代までルノーのスポーツモデルやレースカーを作って成功を収めた人物、アメディ・ゴルディーニの名前に由来します」と話す。

また、“ゴルディーニ”といえば、ルノー『8ゴルディーニ』に代表されるスポーツモデルやレースカーを思い起こすかもしれない。しかし、ゴルディーニが初めて手掛けたモデル、『ドーフィン・ゴルディーニ』はスポーツラグジュアリーカーだったという事実はあまり知られていない。

今回発表されたルーテシア・ゴルディーニRSについて大極COOは、「ベースカーがルーテシアRSなので、間違いなく素晴らしいコンパクトスポーツホットハッチの最高峰であり、また、一方ではスポーツラグジュアリというゴルディーニの最初のコンセプトをふんだんに取り入れてもいるのです」

「非常にきれいに澄んだ青い色に白のストライプ、フロントのインテークも白、ホイールもシルバーと青と、非常に洗練されたデザインなど、走りとは別のラグジュアリースポーツというところも訴求しているのがこのクルマなのです」と語る。

また、同社の戦略であるFTS戦略(フレンチタッチ、トレンディ、スポーツというブランド要素を必ず商品やコミュニケーション、店舗等に取り入れる)にあてはめると、スポーツの部分はルノースポールであること、トレンディはこのボディカラーや白のストライプ、シルバーとブルーのホイールといった全体的なデザインにあるという。

そして、ストライプに描かれた“G”のロゴや、内装にちりばめられたゴルディーニらしいデザインなど、「機能性とともにファッションをうまく融合させるのがフランス流」、つまりフレンチタッチだと語る。これら「FTS」を全て満たしているのがルーテシア・ゴルディーニRSというわけだ。

また、ゴルディーニのアパレルや小物といった商品も展開していく予定で、「ファッションの中のトレンドを掴んで、クルマだけではない、ゴルディーニというトレンドを作っていきたいと考えているのです」と大極氏は話す。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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