11月17日に開幕するロサンゼルスモーターショーで、三菱自動車が『i-MiEV』の米国仕様を初公開することが判明した。
これは同ショーの主催団体が、公式ウェブサイトで明らかにしたもの。三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは、i-MiEVの米国仕様をロサンゼルスでデビューさせるという。
日本仕様の i-MiEVは4日、改良を実施。車両接近通報装置の採用をはじめ、車両統合制御技術「MiEV OS」のバージョンアップ、フロントブレーキの改良、静粛性の向上などが図られた。
いわば、基本性能を進化させた i-MiEVだが、米国仕様では、ワイドボディが採用されるかどうかに注目だ。同社は最近になって、グローバル企業サイトに i-MiEVのイメージスケッチを掲載。この i-MiEVは、バンパーのデザインやフェンダーの膨らみが日本仕様とは異なっており、ワイドボディ化されていた。
三菱モータースノースアメリカは今年7月、i-MiEVのテストカーを試験導入。2011年秋の米国発売に向けて、準備を進めてきた。ボディは軽自動車の『i』(アイ)がベースだけに、米国ユーザーには室内が狭いと受け止められる可能性がある。ワイドボディはそのための対応にも見えるが、果たしてロサンゼルスで公開される i-MiEVは、どんなモデルになるだろうか。