トヨタ布野副社長「米市場厳しいが手ごたえも」

自動車 ビジネス 企業動向
北米展開モデルのヴェンザ
北米展開モデルのヴェンザ 全 1 枚 拡大写真

トヨタ自動車は5日の決算発表で、今年度の世界販売計画を8月時点から3万台上乗せの741万台(前年度比2.4%増)に修正した。上期が好調だった日本や過去最高ペースが続くアジアなどで上方に修正した。

一方で北米は前回より8万台少ない209万台に見直した。東京で会見した布野幸利副社長は、米国市場について「経済や雇用情勢を反映して非常に回復が遅れている。とくに乗用車は弱含みになっている」と、計画修正の背景を説明した。

ただ、レクサス部門を含むトヨタ車のシェアは15%強の水準で「落ち着いている」とし、「お客様の反応にも手ごたえが感じられるようになりつつある」と指摘した。

また、中国やその他の新興諸国の好調が先進諸国の不振をカバーする展開となっていることから「修正した741万台の計画に1台でも多く上乗せを図っていきたい」と述べた。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  2. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  3. ポルシェ『911 GT3ツーリング』、コロンビアの熱帯雨林をテーマにした「オセロット」発表
  4. 無線LAN内蔵&業界最大4.0インチ、ブリッツのレーザー&レーダー探知機「TL406RW」が発売
  5. コックピット見えた! 2027年型ポルシェ『718ケイマンEV』、衝撃の価格も発覚
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る