[バイオマスエキスポ10]エタノールの商用車を走らせたい…スカニア

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スカニアジャパンは19日に開幕した「バイオマスエキスポ2010」に出展した。同社はスウェーデンに本社がある大型トラック・バスメーカーの日本法人で、今回の出展の狙いについてこう話す。

「まず当社がバイオエタノールのトラックやバスの製造に力を入れていることを日本の人に知ってもらいたかったのです」

スカニアは20年前からバイオエタノールの商用車を製造・販売し、スウェーデン国内では環境に優しい商用車メーカーとして定評がある。首都・ストックホルムに走っているバスのうち、約700台が同社のエタノールバスだという。

「うちの車両の特徴はエタノール95%で動くことなんです。ほかの商用車メーカーにはありません。現在、乗用車では石油を燃料としない環境車が日本でいろいろと開発されていますが、商用車はその面で遅れているように見られています。商用車メーカーも環境問題に力を入れているのを示す意味で、日本でも早くエタノールのトラックやバスを走らせたい」と同社関係者。

二酸化炭素排出量低減への取り組みが世界規模で進んでいる中、これからバイオ燃料の生産が増加してくると考えられる。その使い道の一つとして、同社は自社のトラック・バスの利用をPRし、「使う側と一緒になって環境問題に取り組んでいきたい」とのことだ。

《山田清志》

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