アイシン精機、電動化に対応---大幅な改正組織

自動車 ビジネス 企業動向

アイシン精機は、海外事業のスピーディな展開や、事業戦略と各機能活動の整合性を高めるため、生産企画部と各機能の海外事業推進業務を集約した「グローバル事業推進部」を2011年1月1日付け新設するなどの組織改正を実施する。

グローバル事業推進部の新設に伴って生産企画部は廃止する。電動化が予想される将来のパワートレインの変化を見据えた新システムの企画・開発を推進するため、HVシステム開発部を発展的に解消し、「パワートレインシステム開発部」を新設する。加えてEV化など、新たな移動手段の提案や、クルマ全体を捉えた企画・開発を推進するための組織として「商品開発部」を新設する。

走行安全、走行系統合システムなど、商品系列を超えたシステム企画・開発を強化するため、走行系システム開発部とITS・システム開発部を統合し「ITS・走行システム開発部」を新設する。

さらに、ボデー分野のシステムとモジュール商品の企画・開発を強化するため「ボデーシステム開発部」を新設する。制御技術の先行開発を重点強化するため、解析・制御技術部の解析業務を信頼性技術部へ移管するとともに、制御先行開発機能を集約し「制御技術部」に名称を変更する。

このほか、ソフトウェア開発の仕事量増加に対し、各部に分散しているソフト開発機能を集約した「ソフトウェアセンター」を新設する。既存商品の革新や将来の新商品につながる新技術開発を体系的に推進するため、要素技術開発部と先行技術開発部を統合し「基礎技術開発部」を新設するなど、技術開発部門の組織を大幅に改正、業務効率の向上につなげる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る