【新聞ウォッチ】セルシオ 狙い撃ち、車種別盗難台数でトヨタ上位独占

モータースポーツ/エンタメ 出版物
会場の様子
会場の様子 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年12月21日付

●民主「議決」結論先送り党内に証人喚問論も、小沢氏政倫審拒否(読売・1面)

●2010年日本10大ニュース(読売・1面)

●EVビジネス続々、日産リーフ発売、マンションに充電器、電池リサイクル(読売・8面)

●F1撤退ブリヂストン 浜島・開発本部長、タイヤの重要性伝わった(読売・16面)

●EV開発中国猛進、広州モーターショー開幕、500万台増へ、10年計画(朝日・9面)

●PHV試作車を初公開 ホンダ(朝日・9面)

●自動車鋼材値上げへ、下期JFEなど大筋合意、3%前後か(毎日・7面)

●全国の鉄道ICカード、やっと「相互乗り入れ」(毎日・7面)

●盗難被害セルシオ急増、狙われる旧型イモビ車(産経・26面)

●進化するカーナビゲーション、エコ運転など機能充実(東京・7面)

●パワーウインドーの魔1歳女児首挟まれ重体、静岡「保育ママ」送迎中(東京・25面)

●富士重、大連に合弁工場、300億円投資中型車生産、新興の奇瑞と交渉(日経・1面)

●NHK次期会長、JR東海・松本氏浮上(日経・11面)

●中国新車販売来年2000万台、世界大手と中国ブランドシェア競争激化(日経・12面)

●横浜ゴム、決算期、12月に変更(日経・15面)

ひとくちコメント

「1位から4位までをトヨタ車が独占」などと、報じられても自動車レースでもなければ、自販連などが発表する新車販売のランキングでもない。2010年1~11月に自動車の盗難被害にあった“人気車種”を警察庁が集計したもので、きょうの産経が社会面で取り上げている。

それによると、同期間の盗難被害は2万1934件で前年同期に比べ8.5%減少したものの、300万円以上の高級車は2493件で8.6%に増加したという。また、200万円台も4.5%増加したが、逆に200万円未満は12.2%減少している。

車種別では、盗難被害のトップはトヨタ自動車の『ハイエース』で2200台と突出。2位が『セルシオ』の1075台、3位が『クラウン』の731台、4位が『ランドクルーザー』の705台と4位までをトヨタ車が独占している。これまで上位に入っていたスズキの『ワゴンR』は盗難防止システム(イモビライザー)の搭載効果で5位に減少した。

このうち、2位に浮上したセルシオは、すでに販売が中止されている車種については旧型のイモビライザーが装着されており、旧型は「イモビカッター」と呼ばれる装置で解除が可能ということで、狙い撃ちされた可能性が高いとみられている。

窃盗グループの手口も巧妙になってきており、今のところ、盗難被害を防ぐにはイモビライザー技術のさらなる進化に頼らざるを得ないよう。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
  5. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る