飲酒操縦禁止! 空港で本格クリスマスマーケット

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ミュンヘン空港 全 9 枚 拡大写真

ドイツのミュンヘン国際空港で、12月26日までクリスマスマーケットが開かれた。会場は、空港第2ターミナル前にある広場。

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350のモミの木が運び込まれ、食べ物やクリスマスグッズなど46の屋台が軒を連ねている。ムードは、零下の気温とともに伝統的クリスマスマーケットさながらだ。向かいにあるショールーム「アウディ・フォーラム・エアポート・ミュンヘン」との間には、無料のスケートリンクも設けられている。

「ヴァイナーハツ・マルクト」と呼ばれるクリスマスマーケットは、ドイツの各都市で11月下旬から12月にかけての恒例行事だ。ただし、街の中央広場などで行なわれるが一般的で、この時期にドイツ、それも街中に滞在しないと楽しみにくい。

対して今回の企画は、空港ターミナルの目の前に設営されており、乗り継ぎ客でも本場のムードを気軽に楽しめることができるのが特色である。実際、筆者が乗り継ぎの合間に訪れた夜も、トローリーケースを引いたまま散策を楽しんだり、この時期の名物ドリンクであるホットワインを傾ける人の姿が数多くみられた。

乗り物好きにおすすめは、ソーセージ屋台「スモーキー・ジョー」であろう。米国エアストリームによるアルミ製キャンピングトレーラーの前部に1957年プラット&ホイットニー製星型9気筒エンジンが組み合わされ、あたかも航空エンジンをくりぬいて開店したような雰囲気を醸しだしている。

ボディ前半は調理スペース、後半は客用のラウンジとなっており、演出として主翼および水平/垂直尾翼風のプレートも加えられている。製作は、ミュンヘンの東ウンターライトにある金属加工工房「ホルツマイヤー」によるものだ。

スモーキー・ジョーが提供しているのは、ドイツを代表するファストフード「カリーヴルスト(カレーパウダー入りケチャップがけソーセージ)」である。第二次大戦直後にそのソースを考案したとされる屋台経営者のレシピを忠実に再現しているという。

寒空の下で食べるカリーヴルストはビールと組み合わせるのが最高だが、ボディサイドには「飲酒操縦禁止」という注意がお笑いで記されている。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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