雪道ドライブの『ヒヤリハッと』---当然、意外、過信、油断

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これから雪道を運転する機会が多くなってくる。雪道ドライブではいつ、どんなときに、どういった状況で“ヒヤリハッと”は起こるのか? カー用品の製造・販売を手がけるカーメイトが、ドライバーらを対象に『雪道ドライブ“ヒヤリハッと”調査』を実施した。

ヒヤリハッと(「ヒヤリ・ハット」とも書く)とは、危険な目に遭いそうになって、ひやりとしたり、はっとしたりすること。重大な事故に発展したかもしれない危険な出来事を指す。

全回答者の95%が雪道ドライブの経験者で、在住地域に関係なく経験者は多い。雪道ドライブ経験者(同乗も含む)のうち98%に“ヒヤリハッと”体験がある。

どんな“ヒヤリハッと”体験かというと、「スリップ」が圧倒的。自社と他車とを合わせると、8割以上がスリップによる体験だ。

場所は「地元」「通勤」「仕事時」を合わせると、日常的での“ヒヤリハッと”が最も多い。2番目に多いのが「ゲレンデ」までの往復時。「雪道運転に慣れている人も、そうでない人も集まるゲレンデ付近は特に注意が必要」とカーメイトでは分析する。

“ヒヤリハッと”したときのクルマの装備(複数回答)については、半数以上の55%が「スタッドレスタイヤ」の装着時をあげ、続いて多いのが「ノーマルタイヤ」装着時。ノーマルは当然として、スタッドレスは油断や過信につながるようだ。

カーメイトは“ヒヤリハッと”が起こりやすい状況を以下のようにまとめる。
●交通量の多い場所。「交差点」「街中」
●ゲレンデまでの行き帰り
●街も山も共通で「坂道」
●「アイスバーン」「圧雪路」など硬い路面
●「スタッドレスタイヤ」装着時
●「ノーマルタイヤ」時

カーメイトは雪道ドライブでは「過信しない」「車間距離キープ」「落ち着いて徐行運転」を推奨する。

調査対象:カーメイトくらぶ会員(カーメイト製品購入者
●有効回答数:1602件
●回答者年代:20代以下(12%)、30代(28%)、40代(36%)、50代以上(21%)、未回答(3%)
●回答者男女比:男性(85%)、女性(15%)
●調査期間:2010年12月16~23日

《高木啓》

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