EVなどのパワーモジュール向け回路基板一体型冷却器、DOWAグループが開発

自動車 ビジネス 企業動向

DOWAホールディングスは、子会社のDOWAメタルテックと日本軽金属が共同で、軽量で高い冷却性能を持つパワーモジュール向け回路基板一体型冷却器を開発したと発表した。

新幹線をはじめとした鉄道車両やハイブリッドカー(HEV)、電気自動車(EV)などのパワーモジュールへの適用が可能。

パワーモジュールは省エネ製品として注目されているが、従来構造では回路基板、放熱部品、冷却部品を半田やグリースで密着させていた。このため、パワー素子から発生する熱を十分に放熱させるのが困難だった。

今回開発した製品は、回路基板である金属張りセラミックス基板と冷却部品であるアルミ製ヒートシンクを一体化し、高い冷却性能を達成した。従来よりも50%以上の熱伝達性を向上する。これによってパワー素子の高密度化、高発熱化に対して効率の良い電力制御が実現する。

さらに冷却器の部材に銅に比べ軽量なアルミニウムを使って、シンプルな構造にすることで軽量化と低コスト化を図った。製品は、一体構造化できるため、部品点数の半減によるコストダウンが図れる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る