新日鉄の第3四半期決算…輸出好調も通期の経常利益は下方修正

自動車 ビジネス 企業動向

新日本製鐵が発表した2010年4〜12月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が1520億円の黒字に転換した。前年同期は316億円の赤字だった。

売上高は前年同期比21.7%増の3兆0252億円と大幅な増収となった。国内鉄鋼需要は建築・土木向けは依然として低迷したものの、アジア新興国の自動車向けの旺盛な鉄鋼需要に支えられて輸出が高水準で推移した。製鉄事業の出荷量は766万tだった。

収益では増収やコスト削減の効果などから経常利益は1883億円、当期純利益は1044億円の黒字に転換した。

通期業績見通しは、生産出荷数量の増加は見込まれるものの、鉄鉱石・石炭の契約単価が第3四半期に比べて上昇する見通し。また、オーストラリアの豪雨影響による追加のコスト負担も加わり、原料価格は上昇する見込み。輸出を中心とする市況品価格は回復基調にあるものの、実際の出荷ベースの販売価格への反映は3月以降が大半となるため、価格改善効果も限定的となる見通し。

これらの結果から経常利益を2500億円から2200億円に下方修正した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  4. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  5. 「逆輸入車」がアツい!? 報道で米国トヨタ車に脚光、3列SUV『グランドハイランダー』に国内からも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る