日産高橋執行役員「九州工場分社後は給与の伸びを抑制する」

自動車 ビジネス 企業動向
高橋雄介執行役員は、九州工場分社後の給与は本社よりも伸びが低くなると述べた
高橋雄介執行役員は、九州工場分社後の給与は本社よりも伸びが低くなると述べた 全 2 枚 拡大写真

日産自動車の高橋雄介執行役員(人事担当)は16日、今年秋に分社化を計画している九州工場(福岡県苅田町)の従業員の給与について、「分社後は日産本社の従業員に比べて伸びが抑えられるようになる」との考えを明らかにした。

画像:日産九州工場

高橋執行役員は「労務費も含めたトータルのコストを抑制していくことによって、新型車を生産できるような競争力を、九州の地の利を生かして高めることを考えている」と、九州工場の分社化の背景を述べた。

分社後の給与について高橋執行役員は「ただし、現行の賃金水準を下げることは考えていない。労務費についていえば、将来の伸びというものを抑制していくことを考えている」と説明した。

日産は昨年10月に、九州工場を本社から切り離して分社化すると発表した。賃金などのコストを抑制することで、円高基調が続いても日本国内で小型車を生産し、輸出できるように競争力を高めるのが狙いとしている。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. スクーターに求めるのは日常か、非日常か? “個性つよつよ”な2台、ヤマハ『NMAX155』とホンダ『ADV160』を徹底比較!
  3. 話題の日産の新型セダン『N7』がお目見え! 日本導入に期待せざるを得ない…ジャパンモビリティショー2025
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. 三菱自動車、新型EVと『アウトランダー』のオフロード仕様を北米投入へ…2026年度
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る