トヨタ自動車は、4月下旬に発表する予定だったハイブリッドカー『プリウス』のミニバン仕様の発売が延期する見通しとなったことを明らかにした。
東日本大地震の影響で、同社の国内の全工場が操業を停止しており、少なくとも今週いっぱいまで生産停止は続く。この影響で新型車の発売も延期となる。
被害の大きかった宮城県には、ハイブリッドカーの電池を製造するプライムアースEVエナジーの宮城工場があり、現在は地震の影響で操業再開のメドが立っていない状態。同社は、他工場を含めた被害や販売への影響ついては現在調査中だとしている。正式発表および発売時期についても検討中。
プリウスのミニバン仕様は、燃費が1リットル当たり30km走行できるハイブリッドカーで、現行の3代目プリウスの初の兄弟車。5人乗り2列シートと7人乗り3列シート車の2タイプを設定する。