ヒュンダイの高級ブランド計画…白紙撤回か

自動車 ビジネス 海外マーケット
エクウス
エクウス 全 1 枚 拡大写真

ヒュンダイが、米国でレクサスやホンダのアキュラに対抗するべく立ち上げると噂されていた高級車ブランド。その計画が、白紙撤回になったようだ。

これは4日、『オートモーティブニュース』の電子版が報じたもの。同メディアのインタビューに応じたヒュンダイのShin Jong-Woon副会長は、「我々に新たなブランドを立ち上げる計画はない」と語ったという。

もともとヒュンダイのプランは、米国で販売中の『ジェネシス』と2010年末に投入したフラッグシップサルーンの『エクウス』を、独立したブランドで扱おうというもの。ヒュンダイの米国販売は非常に好調に推移しているため、勢いに乗り、高級車ブランドを立ち上げるのではないかと見られていたのだ。

計画凍結の理由は何か。ヒュンダイの広報担当者は、同メディアの取材に対して、「ディーラーネットワークの構築やマーケティング活動など、高級車ブランドの運営にはコストがかかりすぎるため」と明かしている。

日本車よりも低価格を武器に、米国でのシェアを伸ばしてきたヒュンダイ。同社の経営陣は、いたずらな拡大路線は賢明ではないと判断したようだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「カッコよすぎ!」改良版レクサス『IS』お披露目にSNS興奮!「セダンを出し続けてくれて感謝」の声も
  2. 三菱の新型SUV『デスティネーター』、2025年度グッドデザイン賞に…『デリカミニ』と『デリカ』も部門賞
  3. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  4. 日産ブースはマンガ文化に着想、主役は『エルグランド』新型…ジャパンモビリティショー2025
  5. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る