日本損害保険協会は、東日本大震災で被災した個人への地震保険の支払額が9日時点で9448億円になったと発表した。
支払件数は51万322件。2日時点との比較では支払額が4.8%、支払件数は6.7%増えたことになる。地区別では宮城県の支払い額が4534億円(支払件数18万8659件)と最も多く、支払額全体に占める割合は2日時点から0.2ポイント上昇して48.0%となった。
次いで支払額が多いのは福島県の1225億円(同5万6404件)で、これまで2位だった茨城県を初めて上回った。茨城県は1204億円(同7万5502件)だった。
9日時点の地震保険支払いに関する調査および、契約内容などの相談・問い合わせの受付件数は、2日時点から4.5%増えて64万6977件。このうち実際に保険金を支払った件数や、調査の結果、支払に至らなかったケース、さらには相談・問い合わせで解決した件数を合わせた調査完了件数は58万6676件となっている。