日野自動車の白井芳夫社長は15日、東京・六本木で開いた『デュトロ』の発表会で新システムを搭載したハイブリッド車(HV)の投入により「本日、日野はトラックの歴史を変える」とアピールした。
デュトロについて白井社長は「世界戦略車」と位置づけ、2015年には小型トラックの世界販売を、現状より約4倍の14万台に拡大させる方針も表明した。
日野は同年の世界販売を23万台規模とする計画を打ち出しており、ほぼ7割をデュトロシリーズでまかなうため「会社の命運を担うモデル」(白井社長)となる。
新モデルは、商品企画の初期から海外での使われ方やニーズを徹底調査して開発を進めてきたとし、「世界のマーケットに受け入れられる」(同)と自信を示した。