カロッツェリアのクレイドルでスマホナビの機能・性能はどれだけ変わるか…ドコモ ドライブネット

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
スマホとクレイドルはBluetoothによって結ばれ、クレイドル側のセンサー情報も伝えられる。スマホ側のUSB端子に接続するのは電源供給のため
スマホとクレイドルはBluetoothによって結ばれ、クレイドル側のセンサー情報も伝えられる。スマホ側のUSB端子に接続するのは電源供給のため 全 14 枚 拡大写真

パイオニアがドコモと手を組んで開発したスマートフォン(スマホ)用ナビアプリ「ドコモ・ドライブネット」。専用クレイドル(SPX-SC01・実勢価格1万5000円前後)を組み合わせることで、スマホ用アプリとは思えない高精度な測位能力を検証してみた。

写真11枚:ドコモ・ドライブネット

そもそもスマホ用ナビアプリの良いところは、PNDなど車載カーナビよりも手軽にカーナビ機能が利用できること。アプリは大半が数千円で手に入るし、中には無料で入手可能なものも登場している。それだけに既にカーナビを持っていてもアプリをスマホにインストールしている人も数多い。ただ、車載用カーナビに比べると、スマホは測位をGPSだけに頼るため、自車位置精度となると車載用とは大きく見劣りがする。郊外で使うならイイとしてもビルや高架道が多い都市部では不安定極まりなく、ほとんど実用にならない。

そんな中、スマホでも「こいつはデキル!」と実感させてくれたのが、パイオニア製クレイドルと組み合わせて使う「ドコモ・ドライブネット」だ。このクレイドルには自律航法用としてジャイロ&加速度センサーを組み込み、さらに専用GPSレシーバーを搭載している。スマホと接続した時はこのクレイドル側の測位機能を利用することになり、スマホに頼らない安定した測位を実現しているのだ。しかもジャイロ&加速度センサーは1秒間に5回の測位を行う高精度タイプとなっており、この能力は新型『エアーナビ』と同じレベルにあると言っていい。

この組み合わせによってもたらされる能力の高さは都内を走行するとすぐに実感できる。まず自車位置がブレない。スマホでナビアプリを使うと、走行中は何とか安定して測位してくれていても、停止すると途端にフラフラと自車位置が定まらなくなりがち。しかし、このアプリではそんなことは一切なく、車載カーナビと同様、ピタリと自車位置を測位し続けるのだ。高架下やトンネル内を走行しても測位は比較的安定しており、なかでもトンネル内の分岐点をきちんと認識するのは一部の自律航法機能付きPNDを超える実力と言っていい。

もちろん、すべての場所で車載ナビ並みの能力を発揮するワケじゃない。高架下の走行でマレに道路から外れることがあったり、分岐点で遅れて測位することもあった。道路の高低差も自動的に認識できなかった。それでも使っていてあまり困らないのは、正しい位置に復帰するタイミングが早いから。このあたりは5Hz測位の効果が発揮されていると言えるだろう。この実力を体感すれば、多くの人がスマホ用ナビアプリの概念を新たにするのは間違いない。

《会田肇》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『スイフトスポーツ』が2027年復活? 48Vターボ搭載で次期GRヤリスのライバルに
  2. トヨタ『プロボックス』25年目にフルモデルチェンジか…8月のスクープ記事ベスト5
  3. 新型『パジェロ』が世界初公開、三菱ブランドのフラッグシップSUVに
  4. トヨタ『プロボックス』ついに全面刷新か? 見えてきた次期型の進化
  5. ホンダ『ZR-V』と『シビック』、1万4730台をリコール…8月掲載のリコール記事まとめ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. 「発想が素晴らしい」ヤマハが開発した保育現場向け「電動アシストお散歩カー」が話題に、「補助金回して」の声も
ランキングをもっと見る