屋根の大きいアパート、太陽光発電量も多いが投資リスクも

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山善の太陽光発電システム・サイト「イエソラ」の賃貸アパート向けページ
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住設機器・建材などの卸販売を行う山善は、賃貸アパートに設置した太陽光発電システムの発電量を一定割合で保証する「発電量保証サービス」を7月4日より開始すると発表した。

国の補助金の適用範囲が広がった2010年4月以降、賃貸アパートに太陽光発電システムが設置されるケースが増えている。賃貸アパートは、個人住宅と比較すると屋根が大きいため大出力の太陽光発電システムを設置できる、発電した電気のほとんどを売電して収益化できるなどのメリットがあるからだ。具体的には、賃貸アパートの屋根にソーラー・パネルを設置して売電することで、1部屋分程度に相当する収益が見込めるという。

しかし日照量不足や設置後に発生した日影、温度変化によって、当初のシミュレーションどおりに発電できないと、計画どおりに投資回収が進まない。このような投資リスクを軽減するのが「発電量保証サービス」だ。シミュレーションで算出された年間発電量の約80%と、実発電量を比較して、実発電量のほうが小さいときには、その差分の90%に対し42円(固定買取単価)を、残り10%に対し24円(従量電灯買電単価)を山善が支払う。保証期間は5年間。ただし賃貸アパートに対して、山善経由でソーラーフロンティア製のCIS太陽電池モジュール(最大公称出力4kWから10kW未満)を設置するのが保証の条件。

賃貸アパートのオーナーにとっては、リスクを軽減して太陽光発電システムの設置に踏み切る1つの安心材料になるだろう。

発電量が足りなかったらお金を払います ~ 山善、アパート向け発電量保証サービスを開始 ~

《小林@太陽生活ドットコム》

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