ルノージャポンは6日、わずか12秒で開閉が可能な回転格納式のルーフをもつ小型クーペロードスター『ウインド』の販売を開始した。同時に30台の限定車「ウインド・コレクション」も設定した。
ルノーウインドは「OPEN & PLAY」をコンセプトに、ルノーのスポーツカーを手掛けるルノースポール(RS)が開発した小型2シーターロードスター。ルノーならではの走りの楽しさに加え、風を感じる心地よさを味わうことができるモデルとした。
5ナンバーサイズのコンパクトなボディに、パワフルな134psの1.6リットルエンジンを搭載。これに5速マニュアルトランスミッションを組み合わせる。「フランス車らしい味わいを感じてほしい」として、本国で生産される左ハンドル車をそのまま導入した。
ハードトップはトランクリッド部に格納される構造のため、クローズド時、オープン時でも荷室容量は全く同じ。コンパクトながら270リットル(VSA方式)を確保し、スーツケース2つの積載が可能。実用性の高さもウインドの特徴だ。
今回ウインドの導入に合わせて、スポーティな装備を追加した限定車「ウインド・コレクション」も設定。ブラックメタル調ハードトップ、クロムドアミラー、シートヒーター付ブラックレザーシート、レッドクリアメーターフードなど、専用装備を多数追加しながら価格をベース比で13万円アップにとどめた。限定30台。
価格はウインドが255万円、ウインド・コレクションが268万円。
ルノージャポンは5月に発表した『メガーヌ』を皮切りに、ラグジュアリーコンパクト『トゥインゴ ゴルディーニRS』、カラフルな限定車『カングークルール』、そしてウインドと立て続けに個性的なモデルを導入した。大極司COOは、「この夏をルノーの夏にしたい。ルノージャポンが推し進める、FTS戦略(フレンチタッチ・トレンディ・スポーティ)の要素を日本の皆さんにも感じて頂きたいという思いで、これらを導入してきた。エコカーや減税だけがクルマではない。クルマをもっと楽しみたいという人たちにアピールしていきたい」と語った。