アウディ R8 GT 日本発表…110kgの軽量化、公道仕様のレーシングカー

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アウディR8 GTは、GT3カテゴリーのレーシングカー「R8 LMS」のストリート仕様に位置づけられる、アウディの市販車最速モデルだ。
アウディR8 GTは、GT3カテゴリーのレーシングカー「R8 LMS」のストリート仕様に位置づけられる、アウディの市販車最速モデルだ。 全 18 枚 拡大写真

アウディジャパンは24日、高性能スポーツカー『R8』に、モータースポーツで培った軽量化技術を惜しみなく注ぎ込んだ限定モデル『R8 GT』を発表した。会場には、「R8 GT発表の場にふさわしい」(大喜多寛社長)として、富士スピードウェイが選ばれた。

写真18枚:アウディR8 GTとレーシングカーR8 LMS

R8 GTは、ベースとなった「R8 5.2FSIクワトロ」と比べ110kgもの軽量化を実現。フロントウインドウ、ボンネットのほか、バルクヘッド、バンパー、バケットシートなどインテリアやテクノロジーも含め、徹底的に重量を削減した。

5.2リットルV10エンジンは、35psアップし最大出力560psを発揮。最大トルクも10Nm強化され、6500rpmで540Nmを発揮する。駆動方式はアウディ独自の4WD「クワトロ」が組み合わされ、パワーウエイトレシオは2.72kg/ps、0-100m加速はアウディ市販モデル最速の3.6秒だ。

ブレーキシステムにはベンチレーション機能を備えたカーボンファイバーセラミックディスクをオプションで設定。スチール製ディスクと比べ9kgもの軽量化を実現するだけでなく、制動力の向上にも貢献する。また、レッドのアルマイト加工が施されたブレーキキャリパーはR8 GT専用となる。

GT3カテゴリーに参戦するレーシングカー「R8 LMS」のストリートバージョンに位置づけられるR8 GTだが、オートエアコン、ナビゲーション&サウンドシステム、アルカンターラをふんだんに使用したインテリアなど、快適性も追求した。

R8 GTは世界限定333台のみの生産となり、日本には5台が導入される。すでにほぼ予約でいっぱいの状態だという。納車は8月以降。

価格は、2742万円。

また同日、発表会場となった富士スピードウェイではスーパー耐久第2戦が開催され、R8 LMSを国内で初めて導入したHITOTSUYAMA RACINGチームが参戦した。

《宮崎壮人》

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