VW、オバマ政権の新燃費規制に反対…不公平

自動車 ビジネス 海外マーケット
フォルクスワーゲンのSUV、トゥアレグ
フォルクスワーゲンのSUV、トゥアレグ 全 2 枚 拡大写真

7月29日、米国で販売する乗用車とライトトラック(SUV/ミニバン/ピックアップトラック)に適用する54.5マイル/ガロン(約23.2km/リットル)の2025年新燃費規制を発表した米オバマ政権。これに異を唱える自動車メーカーが現れた。ドイツのフォルクスワーゲンだ。

これは7月29日、同社の米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカのトニー・セルヴォーン副社長が、声明という形で発表したもの。フォルクスワーゲンは、オバマ政権の新燃費規制に反対との立場を表明したのだ。

理由は、ライトトラック(SUV/ミニバン/ピックアップトラック)よりも、乗用車に不利な内容だから。フォルクスワーゲンの主張によると、新燃費規制は乗用車に毎年5%の燃費改善を求めている。一方、ライトトラックの燃費改善率は、毎年3.5%。これでは、燃費の悪い大型ピックアップトラックなどから、燃費のいい乗用車へのシフトが進まないというわけだ。

フォルクスワーゲンの米国車種でライトトラックに分類されるのは、SUVの『トゥアレグ』とミニバンの『ルータン』程度。大型ピックアップトラックなど、ライトトラック系車種を多くラインアップするのは、GM、フォードモーター、クライスラーグループだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. リアシートのない新型『ランドクルーザー250』発売!? 英国トヨタ工場で改造される“特別仕様”とは
  4. 幻のV12スーパーカーが100周年で復活か? SNSでは「クライスラーのイメージも変わる」と期待も
  5. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る