ヤマハ発動機は、2011年12月期の通期連結決算業績見通しの利益を上方修正した。
同社は上半期の利益が改善したのに加え、中南米での二輪車事業の好調、マリン事業全体の販売増と構造改革によるコスト削減効果などが見込まれることから、通期連結業績が前回予想を上回る見通し。
営業利益は前回予想よりも150億円増の680億円、経常利益は230億円増の780億円となる見通し。
最終利益は200億円を予想していたが350億円となる見込み。
売上高は1兆3500億円と前回見通しを据え置いた。円高の進行で為替換算では減収の効果があるため、海外売上げの増加が打ち消される見通し。
業績見通しの上方修正に伴って「未定」としていた期末配当について1株当たり20円を実施する。