【F1ベルギーGP】レッドブルがワンツー、タイヤに苦戦する展開

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F1ベルギーGP
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心配された雨は最後まで降らず、激戦が繰り広げられたスパフランコルシャンでのベルギーGP。優勝はレッドブルのセバスチャン・ベッテルが奪ったが、レース内容は至る所でエキサイティングなシーンが見られた。

前日の予選は雨がドラマを演出したが、Q3に出走したマシンのタイヤにブリスター(火ぶくれ状態)が発生。日曜午前中の段階ではFIAが特例として新品ソフトタイヤの供給を認めるとしていたが、一転してこの案は廃止に。予選トップ10に進出したドライバーたちはユーズドタイヤに若干の不安を抱えてのスタートとなった。

オープニングラップから大きな順位変動が起きる。ベッテルはトップで名物オールージュに進入したが、その後のケメルストレートで予選5番手からスタートしたニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)にオーバーテイクを許してトップを譲る。その後方でもフェラーリのフェルナンド・アロンソが8番手から5番手に、トーロロッソのセバスチャン・ブエミが11番手から6番手に、ザウバーの小林可夢偉が12番手から9番手にジャンプアップする展開が見られた。

トップグループが続々とピットストップした後のケメルストレートエンドで4番手を走っていた小林可夢偉に接触したルイス・ハミルトン(マクラーレン)がクラッシュ、リタイア。この事故処理の為にセーフティカーが導入され、各車がタイヤ交換のためにピットに入るが、先頭はアロンソが守り、マーク・ウェーバー(レッドブル)、ベッテルの順で続いた。やはり、キーポイントはハイスピードコーナーで痛みの進行が急速に早まってしまう「タイヤ」である。

その後もコース上のオーバーテイクで順位が多数変動し、終盤になるとベッテル、ウェーバーのレッドブル勢が1・2位を独占、3位にはジェンソン・バトン(マクラーレンがアロンソを抜いて浮上してきた。終盤のハイライトは最高尾からスタートしてきたデビュー20周年記念のミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)で、チームメイトのロズベルグを抜いて5位でフィニッシュしている。

以下は、入賞を果たしたトップ10ドライバー。1位ベッテル、2位ウェーバー、3位バトン、4位アロンソ、5位シューマッハ、6位ロズベルグ、7位エイドリアン・スーティル(フォースインディア)、8位フェリペ・マッサ(フェラーリ)、9位ヴィタリー・ペトロフ(ロータス・ルノーGP)、10位パストール・マルドナド(ウイリアムズ)。

《編集部》

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