住友金属、インド合弁工場でクランクシャフトの生産能力を増強

自動車 ビジネス 企業動向

住友金属工業、住友商事、インドのAmtek・オート・リミテッド3社の鍛造クランクシャフト製造合弁会社が、インドでのクランクシャフトの需要増に対応するため、第2鍛造プレスラインを設置すると発表した。

今回増設する第2鍛造プレスラインの生産能力は年産140万本。このため、合弁工場の生産能力は年間80万本から220万本に増える。投資額は10億ルピー(日本円で約19億円)で、2012年11月から稼働開始する予定。

住友金属は、自動車用クランクシャフトで世界の10%超のシェア獲得を目指し、日本・米国・中国・インドの世界4極体制で顧客のニーズに対応している。

インドの合弁工場は2010年4月から4000tプレスラインで操業を開始しており、現在の第1鍛造プレスラインは2012年後半にはフル操業となる。受注量は第1鍛造プレスラインの生産能力を大きく上回ってきており、今後さらに高まるであろう需要に対応するため、第2鍛造プレスラインの設置を決定した。

今回設置する第2鍛造プレスラインは、高速化、自動化など住友金属の最新のクランクシャフト鍛造技術を導入。今回の増設によって住友金属の世界での鍛造クランクシャフト生産能力は、これまでの930万本から1070万本となる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  4. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  5. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る