志賀自工会会長、20年燃費基準の「CAFE」は評価

エコカー 燃費
志賀俊之自工会会長は31日、政府が中間まとめを発表した2020年度燃費基準についてコメントした。
志賀俊之自工会会長は31日、政府が中間まとめを発表した2020年度燃費基準についてコメントした。 全 7 枚 拡大写真

日本自動車工業会の志賀俊之会長は31日、東京でメディア各社と懇談し、政府が中間まとめを公表した乗用車の2020年度燃費基準について、企業別平均燃費基準(CAFE)が導入されることに一定の評価を示した。

CAFEは、企業別に販売車種の燃費を加重平均して基準をクリアしているかどうかを判断する方式。志賀会長は「各社が得意とするセグメントで基準を大きく達成すると、未達のセグメントもある程度カバーできるというインセンティブになる」と指摘した。

また、「欧米でも一般的になっている方式」とし、海外メーカーとの競争条件の調和も図れるとの認識を示した。一方で、政府がCAFEを導入するのは「逆に見れば、すべてのセグメント(重量区分)で基準が一層厳しくなっているということ」とも述べた。

政府が検討している20年度燃費基準は、09年度実績比で24.1%の燃費向上を図るもので、この基準で推定すると台当たり平均の燃費は1リットル当たり20.3km(JC08モード)と極めて高いレベルとなる。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る