リチウムイオン二次電池 電極集電体、特許総合力トップは三洋電機

エコカー EV

パテント・リザルトは、リチウムイオン二次電池 電極用集電体、及びその皮膜や表面処理の技術について、参入企業に関する調査を実施。その結果を「特定技術分野の競合分析:リチウムイオン二次電池 電極集電体」にまとめた。

電極集電体は、リチウムイオン二次電池の容量や安定性などの特性を引き出す上で重要な役割を持つ。今回の調査では、リチウムイオン二次電池 電極集電体関連の特許を集計し、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに特許の質と量から総合的に見た評価を行った。

結果、「総合力ランキング」では、1位が三洋電機、2位がトヨタ自動車、3位が三井金属鉱業となった。

1位となった三洋電機は他社と比較した場合、国際出願や分割など「自社による出願意欲の高さ」に関する項目のほか、他社特許の拒絶査定に引用された件数や閲覧回数など「他社牽制力」に関する項目の割合も高く、こうした結果が総合力1位に結び付いたと言える。

また、2位のトヨタ自動車は、集電体自体の特許が非常に多く、またその評価が高いということが特徴。同社はリチウムイオン二次電池を内製していることが知られているが、電極集電体自体についても高い技術を持っていることが伺える。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る