ホンダが中国において、モーターやバッテリー(二次電池)といったハイブリッド車の基幹部品の生産に乗り出す可能性が出てきた。
これは、中国の自動車メディア、『CHINA CAR TIMES』が報じたもの。同メディアのインタビューに応じたホンダの倉石誠司取締役兼中国本部長は、「現在の円高水準を考慮すると、モーターやバッテリーなどのハイブリッド車用部品を、中国で現地生産することを検討せざるを得ない」と語ったという。
ホンダは2011年9月、3年以内に中国でハイブリッド車の現地生産を開始すると表明。しかし、モーターやバッテリーといった基幹部品は、日本からの輸出でまかなう計画だったと伝えられる。
ホンダは2012年、中国で『インサイト』、『CR-Z』、『フィット』、『シビック』などハイブリッド5車種を発売する予定。ハイブリッド車の現地価格を抑え、販売台数を増やすためには、モーターやバッテリーの現地生産に踏み切る可能性は十分ある。