コーダトロンカ エルコーレ・スパーダ展 12月25日まで

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奥のアルファロメオ・SZと比較をするとテールの処理の違いがよくわかる。手前がアルファロメオ・SZ2。
奥のアルファロメオ・SZと比較をするとテールの処理の違いがよくわかる。手前がアルファロメオ・SZ2。 全 2 枚 拡大写真

アウトガレリア・ルーチェ(名古屋市名東区)において、『CODATRONCA - 風を切った天才デザイナー、エルコーレ・スパーダと彼が生み出したザガートたち -』が開催されている。

アウト・ガレリア・ルーチェは2004年9月にオープン以来、自動車を軸とした個性的かつ魅力的な展覧会を開催し、毎回好評を博している。

今回は、エルコーレ・スパーダにスポットライトを当てる。“コーダ・トロンカ”を生み出した、イタリアのカロッツェリアザガートのチーフデザイナーであった彼の作品をとおして、スパーダの魅力とイタリアン・カーデザインの真髄を感じ取ってもらえたら嬉しいと主催者は語る。

コーダ・トロンカとは、それまでの丸いテールではなく、垂直に断ち切ったスタイルを指し、これにより、空力抵抗が少なくなる効果があった。そのデザインを最初に取り入れたのが、アルファロメオ『SZ2』で、このモデルこそが当時のザガートのチーフデザイナー、エルコーレ・スパーダの手によるものなのである。

会場にはそのSZ2や『TZ1』、『ジュニア・ザガート』などのアルファロメオのほか、ランチア『フラミニア・ザガート』『フルビア・ザガート』などスパーダがデザインした実車、そして、氏に関する当時の資料やミニカーなども併せて展示されている。

開催は12月25日まで。定休日は月・火曜日(祝日の場合は営業)、入場料は無料。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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