ホンダの峯川尚常務執行役員(日本営業本部長)は27日の新型『フリード』などの発表会見で、近く発売予定の軽自動車の新モデル『Nボックス』を披露した。東京モーターショーで正式発表し、12月中旬に売り出す。
峯川常務は、「軽自動車の新シリーズは、軽の原点である『N360』のNをすべてのモデル名に使っていく」と、表明した。
N360のネーミングについて峯川常務は「新しい乗り物ということからNになったという資料が社内にあった」と紹介。新Nシリーズも「次世代の新しい日本の乗り物」を目指すので、キーワードはNづくしになると話した。
NBOXはダイハツの『タント』などと競合するスペース重視のハイトワゴンで、室内空間を軽で最大としたほか、同社の軽では初めてアイドリングストップ装置を搭載し、高い燃費性能とする。
峯川常務は、「(軽は)ホンダが少し力を入れてなかった領域だが、当社の4輪事業の原点でありエンジンなどの全面刷新によって強化していく」と述べた。