ホンダ池専務、タイ工場の下半期稼動は困難

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ホンダの池史彦取締役専務執行役員
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ホンダの池史彦取締役専務執行役員は31日の決算発表会見で、洪水で水没しているタイの4輪工場の再稼動について、「(2011年度の)下半期は、ほとんどだめな状況が続くことになる」との見通しを示した。

池専務によると、現地の工業団地関係者らの予測では4輪工場の水がひくのは12月中旬までかかる見込みという。その後、設備の点検や入れ替えなどの作業が必要になる。

このため、池専務は現時点で生産再開の時期は「正直なところ分からない」としたものの、今年度末までは困難な情勢が続くと展望した。同社のタイ工場の能力は、年24万台。

また、タイ工場では日本や周辺のアジア各国に供給する部品も生産している。その供給制約により、日本では鈴鹿および埼玉製作所での4輪について7日以降、生産調整する計画も同日公表した。調整規模は今後詰める予定。

生産が止まっているタイ製部品は、他国での代替生産の準備を進めている。しかし、池専務はすでに生産調整に入ったマレーシアのほか「早々にインドネシアやフィリピン、台湾、ベトナムなどでも調整が必要となりそう」との見通しを述べた。

《池原照雄》

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