2013年から米国ニューヨーク名物のタクシー、「イエローキャブ」に起用される日産『NV200』(日本名『NV200バネット』)。同車のイエローキャブ仕様のインテリアが、初公開された。
これは10月31日、米国ニューヨーク市内にオープンした「日産タクシーオブトゥモロー・デザインエキスポ」で披露されたもの。イエローキャブ仕様のNV200の内装が、初めて公開されたのだ。
NV200のイエローキャブ仕様は、タクシーに求められる快適性を追求。それに加えて、次世代タクシーに相応しいコネクティビリティや観光客向けのエンターテインメント装備を充実させている。
室内は、大人4名の乗客に十分な居住性と、荷物スペースを確保。スライドドアには補助ステップと手すりが装備され、乗降性が高められた。床はフラット設計だ。ナビゲーション表示もできる巨大なモニターが目を引く。
また、後席乗客専用のエアコン&ヒーター調整システムを導入。パソコンなどが接続できるUSBポート、ニューヨーク中心部にそびえ立つ摩天楼が見渡せるパノラミックルーフも採用されている。
このNV200のイエローキャブ仕様は、ニューヨークで5日まで一般公開。日産自動車のフリート&商用車担当、ジョー・キャステリ副社長は、「世界中で認知され、1日60万人を乗せるイエローキャブが、新世代へ移行する」と語っている。