暴走族のバイクと勘違い、警官が生卵を投げつける

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交番での勤務中に目前を通りかかったバイクを「暴走族のもの」と勘違いし、運転者に向かって生卵を投げつけたとして、兵庫県警は4日、三木署に所属する24歳の男性巡査を特別公務員暴行陵虐容疑で書類送検。本部長訓戒の処分も実施した。

兵庫県警・監査官室によると、トラブルが発生したのは2011年8月31日の午後11時55分ごろ。巡査は三木市緑が丘町東1丁目付近にある交番に勤務しており、当時は休憩中だったが、隣接する道路を暴走族のものとみられるバイクが空ぶかしをしながら通過したことに気づいた。

巡査が道路に出たところ、バイクはすでに通過していたが、対向車線側で信号待ちをしている無関係なバイク4台が空ぶかしを行っていたため、これを暴走族のバイクと誤認。休憩室の冷蔵庫に食事用として保管していた生卵3個を持ち出し、このバイクが交番前を通過した際に投げつけたという。

うち1個が17歳(当時)の男性の上半身に命中。男性はそのまま走り去ったが、後に三木署へ対して「警官から生卵を投げつけられ、服が汚れた」と申告した。「洗えば落ちる汚れである」として被害届は出されなかったが、監察官室が勤務状況を調べ、特別公務員暴行陵虐容疑で巡査から事情を聞いていた。

巡査は「驚かせ、停止させるために投げた。生卵ならば相手も負傷しないと思った」などと供述。容疑を大筋で認めたことから、4日までに同容疑で書類送検。あわせて本部長訓戒の処分も実施している。

《石田真一》

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