フィアットの高性能車部門、アバルトは21日、イタリアで12月3日に開幕するボローニャモーターショー11において、アバルト『695アセットコルセ』を初公開すると発表した。
同車はフィアット『500』の高性能車、『アバルト500』をベースにしたレース専用車。欧州では2009年から、アバルト500のワンメークレースが開催されており、レース専用車のアバルト『500アセットコルセ』が使用されてきた。
今回発表された695アセットコルセは、そのパワーアップバージョン。排気量1368ccの直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力205psを発生する。これは500アセットコルセに対して、15psの上乗せだ。
トランスミッションはシーケンシャル。さらに、強化ブレーキ、エアロパーツ、メタル&セラミックのツインプレートクラッチ、FIA(国際自動車連盟)の基準を満たすロールケージが組み込まれた。サイドウィンドウは、軽量なポリカーボネート樹脂、「レキサン」に交換されている。