【BMW i 日本公開】i8は前衛的なスポーツカー

エコカー ハイブリッド
BMW i8
BMW i8 全 12 枚 拡大写真

BMW(ジャパン)は、東京モーターショーに出品される『i3』と『i8』を報道陣に公開した。これらはBMWの新たなサブブランド「BMW i」の第1弾となるモデルである。

ハイブリッドのi8は、プロポーションからもわかるように最も前衛的なスポーツカーである、というのはBMW iインテリアデザイン責任者ダニエル・スタークさん。「非常にエレガントでかつスポーツカーとしてダイナミックなクルマが実現しました。車高も低いです(1280mm)。エンジンはリアにあり、モーターはフロントに搭載しています」と語る。

「このクルマのストリームフロー(BMW iのデザインの特徴で、サイドのウインドウグラフィックを指す)は、i3が視認性を重視しているのに対し、空力を意識してデザインされています」と共通のデザインモチーフなれど、そのクルマの特徴によって特徴が変えられている。「これによりクルマはダイナミックに前進しているかのような表現が出来ました」。

そして、このクルマの大きな特徴であるドアオープニングについては、「非常に素晴らしいドアのコンセプトです。ドアをオープンすることで乗員を室内に招き入れるような形になっており、後席への乗り降りも楽に出来ます」という。

その室内は、ドライバーオリエンテッドでデザインされている。「このクルマはダイナミックでスポーティなので、ドライバーがそのポジションを取った時にしっかりと収まるようになっています。そして、ドライバーの目の前には大きなスクリーンがあり、運転がしやすくなっているのです。また、エアダクトやステアリングコラム周りはドライバーに向けてデザインされています」と、BMWが重要視しているコンセプトを踏襲していることを強調する。

最後にスタークさんは、リアに搭載される3気筒エンジンとフロントのモーターとの駆動で、走行時のラテラルGフォースは1Gになるといい、「まさにこれはスポーツカーなのです」と述べた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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