【スマートモビリティアジア】福岡は“共存”時代のIT産業集積地へ…安浦寛人氏

自動車 ビジネス 企業動向
九州大学副学長、福岡県産業・科学技術振興財団社会システム実証センター長の安浦寛人氏
九州大学副学長、福岡県産業・科学技術振興財団社会システム実証センター長の安浦寛人氏 全 2 枚 拡大写真

開催中のスマートモビリティアジアの最初のカンファレンスが行われた。講演者は本イベントの実行委員長で九州大学副学長、福岡県産業・科学技術振興財団社会システム実証センター長の安浦寛人氏。

カンファレンスはコンピューターの進歩が他の分野と比較していかに突出しているかの解説に始まり、それがもたらす社会システムの変革、新しい価値観を所有から共存というーキーワードで考察。

例えば貨幣は、金貨のようにそれ自体が価値を持つものから紙幣という価値と権利が分離したシステムに移行、さらに現在では電子マネーが普及している。電子マネーは果たして所有しているといえるかと問いかけ、物質を所有する時代から情報を共有する時代へ差し掛かっていることを示唆した。

後半では、このような情勢の中で重要さを増すIT技術において、福岡が果たす役割を紹介。システムLSI開発関連企業がすでに200社以上集まっている産業集積地であること、社会システム実証センターが置かれているなどの実績を挙げ、「IT関連の実証試験をしたいなら福岡に来れば、どんな規模の試験も簡単にできる」とIT都市、福岡をアピールした。

《山田正昭》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  2. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  3. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
  4. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  5. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る