アイシン・エィ・ダブリュ(アイシンAW)は、東京モーターショーにアイシングループのとして出展、「NBSS(Navi Based System & Service)」をテーマコンセプトとする展示をおこなった。
ブースには、iPhone向けカーナビアプリ「NAVIelite(ナビエリート)」を初めとして、トヨタ向けディーラーオプションナビや中国や欧州向けの純正ナビも出展。
NBSSというコンセプトについて、アイシンAW ナビ事業本部 第1営業部の廣瀬功司氏は「昨年あたりから、当社の強みを生かした事業戦略のコンセプトを練り直していた。その結果出たのがこのNBSSということばだった」と説明する。
「当社はナビメーカーでありながらトランスミッションメーカーでもあり、自動車の制御と地図・ルート情報を統合し、ドライバーや車両にたいして最適な形で提供できる。NAVIeliteとというコンシューマー向けの商品では、ハードの開発を考慮せずに済むアプリなので、さまざまな機能を盛り込んでトライし、車載器のほうにもフィードバックしていきたい」(廣瀬氏)。
具体的には、ドライバーに向けては「よりわかりやすいスマートな案内」、車両については「ナビ情報による、車の制御と運転のサポート」、そして情報の面では「ドライバーに有益な情報をタイムリーに提供」というものだ。
実際、同社では、「画像認識技術&高精度ロケーションを使ったナビ、エコ運転支援」「ナビ・AT協調制御、ナビ協調HV制御などのナビマチック」「マップオンデマンド、プローブ技術」を開発し実用化している。今後はこれらの機能や技術をさらに高度化するとともに、車外を含めたナビゲーションまでサービスの範囲を広げることも視野に入れるという。