ひき逃げ容疑者、「クルマが壊された」と虚偽の申告

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3日午前6時20分ごろ、静岡県静岡市清水区内の市道で、徒歩で道路を横断していたとみられる79歳の女性がひき逃げされる事件が起きた。女性は収容先の病院で死亡。警察は虚偽の損壊被害を通報してきた42歳の男を容疑者として逮捕している。

静岡県警・清水署によると、現場は静岡市清水区天王東付近で片側1車線の直線区間。横断歩道は設置されているが、信号機は設置されていない。79歳の女性は徒歩で道路を横断していたが、進行してきたクルマにはねられたものとみられる。

衝撃音を聞きつけた近隣住人が消防へ通報。女性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因で約2時間後に死亡した。

クルマはそのまま逃走しており、警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、事故から約1時間後、同区内に在住する42歳の男から「駐車中のクルマが壊された」という内容の通報が寄せられた。

駆けつけた同署員に対して男は「何者かに壊された」と主張したが、フロントガラスには人身事故の形跡があり、ひき逃げ事件の現場で採取した破片とクルマの破損部位を照合したところ、これが一致。警察はこの男を容疑者と断定し、自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

調べに対して男は「怖くなって逃げた」などと供述。ひき逃げへの関与を大筋で認めているようだ。

《石田真一》

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