【東京モーターショー11】ダイハツ FC商CASE…“ぶっ飛んだ”デザイン

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ダイハツ FC商CASE(東京モーターショー11)
ダイハツ FC商CASE(東京モーターショー11) 全 6 枚 拡大写真

ダイハツ工業は第42回東京モーターショーにゼロエミッション・次世代モビリティとして開発した『FC商CASE』を出展した。

取締役社長の伊奈功一氏は、「自社開発の貴金属フリー液体燃料電池ユニットを搭載し、ガソリン車の低燃費化によるCO2削減のさらに先、CO2排出ゼロを目指したのがこのモデル」だとし、「2007年に基礎技術にめどをつけたこの技術は、CO2排出ゼロはもちろん、取扱いの容易な液体燃料を使用し、貴金属フリーによる低価格の実現など、トータルバランスに優れた次世代技術です。小さいクルマに相応しいゼロエミッション次世代ビークルとして提案します」と述べる。

その特徴的なデザインについて、商品企画本部仮説商品検討グループの内田拓也さんは、「ちょっと自動車に見えないところまでぶっ飛ぼうと思いました」と笑いながらも、ダイハツは小さいクルマ専門ということから、「小さいクルマだからこそできるデザインがあるのです」と、その強みを語る。

さらに、「軽自動車は大きく高級なクルマと比べて、買いやすくて身近な存在です。そこで、我々の身の回りにあるものに近しいデザインにしたいなと思って、四角四面になってしまいましたが、わかりやすいデザインを心がけました」という。

そのネーミングについては2つの思いがある。「商ケース、“商いのケース”ということで、ビジネスユースに使ってもらいたいという名前に込めた思い。もうひとつはダジャレですが、(ダイハツの)技術のショーケース。中がクリアになって透けて見えるので、そこをショーケースとして見せたいという思いがあってこのクルマの名前と形が出来たのです」とした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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