[e絵本]色と質感たっぷりの絵本アプリ「しろくん」

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
しろくん
しろくん 全 5 枚 拡大写真

 色の変化が目に楽しい絵本アプリ「しろくん」が、スイスイ社より発売されているiPhone対応、170円。物語とゲームがセットになっており、日本語と英語の切り替え機能もついている。

 物語のアイコン「よむ」を開けば、真っ白なキャラクター「しろくん」が登場。行く先々で触れたものの色に染まり、色変わりするストーリーが展開される。絵柄は一見なんでもない風だが、しろくんの歩く色の世界は、よく見ると質感たっぷり。登場するイチゴやワニなどは、それぞれに計算された色ムラで表現されている。

 「色の塗り方だなんて、そんな細かいこと」と侮るなかれ。子どもの目は、一瞬にして鋭く絵を読むのだから。イチゴ一つにしても、表面の凹凸は何を表すのか、触ったり食べたりしたらどんな感じなのか、多くのことをほとんど瞬間的に、本能的に読み取る。塗り方はいわば絵の「スキ」であり、大人が小説の行間を読むように、子どもはそこからも物語世界を膨らませていくのだ。この重要な要素の一つが、「しろくん」にはちゃんとある。

 安易な流し込みでない、手間のかかった絵には、想像力のヒントが眠っている。成長過程の子どもたちの心を、そんな絵で耕してあげてほしい。

【e絵本】色と質感たっぷりの絵本アプリ「しろくん」

《寺島 知春》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  2. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  3. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  4. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  5. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  6. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  7. アストンマーティン『DBX』に改良新型、内装一新…707馬力仕様に一本化
  8. EVけん引役の米テスラ、4年ぶりの減収減益で“大騒ぎ”[新聞ウォッチ]
  9. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  10. MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
ランキングをもっと見る