【デトロイトモーターショー12】メルセデスベンツ SL 新型は原点回帰

自動車 ニューモデル モーターショー
ワールドプレミアされた新型メルセデスベンツSL(デトロイトモーターショー12)
ワールドプレミアされた新型メルセデスベンツSL(デトロイトモーターショー12) 全 9 枚 拡大写真

9日、米国で開幕したデトロイトモーターショー12。メルセデスベンツのブースの主役は、新型『SL』が務めた。

画像:新型メルセデスベンツSL

SLは、メルセデスベンツの伝統のロードスター。車名のSLとは、ドイツ語で軽量スポーツカーを意味するSport Leicht (シュポルト・ライヒト)に由来する。SLの6世代目にあたる新型は、1954年に誕生した初代が掲げたこのコンセプトの再来を狙う。

SLの車両重量はモデルチェンジの度に、安全性能の向上や快適装備の充実などで増してきた。しかし新型では、メルセデスベンツの量産車としては初めて、オールアルミのボディシェルを採用。先代比で最大140kgの軽量化を実現すると同時に、ボディ剛性を20%以上も引き上げることに成功した。

もちろん、パフォーマンスも一級。米国仕様は、「SL550」(欧州では「SL500」)の1グレードのみ。エンジンは、新開発4663cc直噴V型8気筒ツインターボで、最大出力429ps、最大トルク71.3kgmを発生する。0-96km/h加速は4.5秒と、先代SL550よりも0.8秒速い。

ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は、プレスカンファレンスにおいて「現在、世界には約9億台の車が存在する。その中でもSLは、デザインや快適性、走行性能などの面で指標とされる存在だ」と述べ、自信をのぞかせている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  3. 「4気筒1000ccツアラーは神」ホンダの新型スポーツツアラー『CB1000GT』初公開に、「ほぼパーフェクト」など絶賛の声
  4. スズキ『キャリイ』『スーパーキャリイ』、フロントと内装デザイン一新…改良新型の先行情報を公開
  5. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る