12日午前6時20分ごろ、群馬県渋川市内の県道で、徒歩で道路を横断していた73歳の女性に対し、進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡。警察はクルマを運転していた42歳の男を現行犯逮捕している。
群馬県警・渋川署によると、現場は渋川市行幸田付近で片側1車線の直線区間。信号機や横断歩道は設置されていない。女性はゴミ出しのために自宅近くの道路を横断していたが、これに気づかず進行してきた軽乗用車にはねられたものとみられる。
女性は頭部を強打。意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、まもなく死亡が確認された。警察はクルマを運転していた同市内に在住する42歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。女性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。
警察の調べに対し、男は「横断者に気づくのが遅れた」などと供述しているようだ。現場は日の出前のために薄暗く、見通しは若干悪かったという。