飲酒運転で逮捕の男に酒類提供の店主、書類送検

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昨年12月、兵庫県加西市内の県道で軽トラックを飲酒運転し、小学生2人をはねて死亡させた54歳の男に対し、クルマを運転することを知りながら酒類を提供したとして、兵庫県警は13日、48歳の男と62歳の女を道路交通法違反容疑で書類送検した。

兵庫県警・加西署によると、問題の事故は2011年12月10日の午後11時10分ごろ発生している。加西市上野町付近の県道で、道路に隣接する家から路肩に出てきた8歳と12歳の男児に対し、進行してきた軽トラックが衝突。2人は弾き飛ばされた際に全身を強打し、収容先の病院で死亡した。

軽トラックを運転していた同市内に在住する53歳(当時)の男からは高濃度のアルコール分を検出。警察は自動車運転過失致死容疑で逮捕し、危険運転致死容疑で送検したが、検察は危険運転罪の適用を断念。自動車運転過失致死と道路交通法違反の罪で起訴している。

警察では男の飲酒状況を調べたが、この結果、同市内にある食堂で焼酎のお湯割り3杯を飲み、別のスナックでは男が持ち込んだワインを複数の客と飲んでいたことがわかった。

両方の店とも公共交通機関の利用はできず、店主が男がクルマで乗り付けていたことを会話から認識していたものと判断。このため警察は食堂を経営する48歳の男と、スナックを経営する62歳の女を道交法違反(酒類提供)の容疑で書類送検した。

調べに対し、2人とも酒を提供したことを大筋で認めているという。

《石田真一》

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